DEVELOPMENT
発達と個人差
ユリアメソッドは、子ども自身の発達する力を全面的に信じることを前提とします。大きな壁になるのは、私たち大人が無意識に持つ価値観です。
子どもは空白ではない。大人が能力を書き込む対象でもない。
子どもは多くの可能性をもって生まれ、環境との相互作用の中で、自ら発達していく存在です。ユリアメソッドでは、この見方を「有能説」と呼びます。
保育者に求められるのは、大人が一方的に能力を書き込むことではなく、発達の内容と順序を理解し、その子が今どこにいて、何に向かおうとしているのかを見立てることです。年齢が同じでも、できること、したいこと、得意なこと、苦手なことは一人ひとり違います。
有能な存在として見る
「何もできないから大人が全部してあげる」のではなく、その子がすでに持っている力と、今まさに伸びようとしている力を見ます。
非認知能力を大切にする
自尊心、自主性、自制心、自信、粘り強さ、共感力、思いやり、社会性、コミュニケーションなど、人と関わりながら育つ力を乳幼児期の大切な土台として捉えます。
子ども集団を大切にする
子どもは他の子どもを見ます。真似します。ぶつかります。待ちます。譲ります。取り合いもします。助け合います。こうした集団そのものが、発達を支える大きな環境です。
OBSERVE FIRST
大人の価値観が、 子どもを見る目を 曇らせないように。
「何歳だから」「みんなができているから」という大人の常識を、そのまま子どもの基準にしません。まず発達をよく見て、その子のペースを守り、必要な経験へ自分から向かえる環境を整えます。
『ユリアメソッドワークブック』第2章「子どもの発達する力を信じる保育」の表現と考え方を、ウェブサイト向けに要約して構成しています。
